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食べないと痩せないのには理由がある

食べないと痩せないと聞いたことがあるかもしれません。
どうしても痩せれない女性は、今までは「食べると痩せない」と思ってきたのでしょう。それは、ある意味正解であり、ある意味間違っています。

つまり結論から言うと、食べ過ぎは戒めるべきだけれど、過剰に食事制限することは健康を害して、結局は脂肪を溜め込んで太ってしまうということです。栄養バランスの取れた、腹八分目の食事が理想のダイエットの食べ方です。

食べ過ぎると当然、あまったエネルギーは糖質であれ脂質・タンパク質であれ、脂肪細胞に蓄積されます。しかし食事を抜いたり、少食にしすぎると、ホメオスタシスが働いて脂肪の燃焼効率が落ちていきます。脂肪を溜め込もうと働くのです。そして筋肉が、どんどん脂肪に置き換わっていってしまうのです。

食べないと痩せないのは、本当です。
食べないダイエットは、いずれ食欲を抑えることができなくなります。これこそ間違ったダイエット法の代表選手といえます。なぜだか分かるでしょうか?

食べないと痩せないのは、以下の理由によります。

  • 体内のサイクルが回転しない
  • 内臓の働きが弱る
  • レプチンが減少する
  • コルチゾールが分泌される
  • 運動のエネルギーが湧いてこない
  • DITが減少する

そのほかにも食べないと痩せない原因は、いろいろあると思います。
生理や女性ホルモン(エストロゲン)の量、病気が関係していることもあります。しかし上に挙げたことが、食べないのに痩せない主な理由です。

体内のサイクルが回転しない

食べないと痩せない理由として、食べる量が減ると消化・吸収・代謝・排泄という一連のリズムに支障が生じることが挙げられます。この四つのサイクルは、ものを食べてこそ回転を始めます。しかし過激なダイエットによって食べ物があまり入ってこなくなると、この回転が鈍ったり、止まってしまうことに。1日3食摂っているのなら、まだマシですが、朝食などの食抜きダイエットをすると致命的です。

食べ物を摂取しなければ、消化も吸収もなくなります。
代謝に関しては、生きていかなければならないので、体内だけで何とかしようというホメオスタシスのシステムが働きだします。たとえば不足した糖質は、筋肉からまかないます。筋肉をアミノ酸に分解して、それを肝臓でブドウ糖に作り変えるのです。これは脳の機能を維持しようとするホメオスタシス(恒常性)の働きによります。食べ物が入ってこない飢餓状態のさいでも、一定の体内環境を維持するシステムといえます。

しかし消化・吸収・代謝・排泄というサイクルが鈍るのですから当然、基礎代謝量が落ちます。ですから結局は、食べなくても、摂取カロリーと消費カロリーの相対的な関係はさほど変わらないのです。それどころか筋肉が減るので基礎代謝がどんどん低下しつづけ、やがてリバウンドすることに。さらに健康を害したり、肌荒れや便秘、むくみなど美容に悪影響をもたらします。拒食症や過食症といった摂食障害に陥る危険もあるので要注意です。

以上のことから、ケトン体ダイエットや低炭水化物ダイエット、単品ダイエット、低カロリー置き換えダイエットが、いかに不合理なダイエット方法かが分かると思います。食べないということは、飢餓状態であり、そうすると体内の脂肪を燃焼しづらくなるのです。

内臓の働きが弱る

食べないと痩せない理由は、体の臓器に栄養が届かなくなるために、各臓器が弱ってしまうからでもあります。極端にカロリーを制限すると当然、栄養バランスを維持できません。どうしても必須アミノ酸や必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルといった大切な栄養素が不足してしまいます。そうなると細胞や組織、臓器の構成材料が得られなくなったり、新陳代謝に支障が生じてきます。

たとえば食べないと、腎臓が弱ってきて水分を溜め込みやすくなります。
少食にしすぎると、足の筋肉量が減ってくるので、脚から心臓へと血液を送り返す力が弱まり、ますます下半身が浮腫んできます。また心臓が弱ると、さらに足の血液やリンパ液を心臓へと送り返せなくなり、この傾向は助長されます。

食べないと痩せないだけではなく、肝臓の働きも弱ってきます。
そうなると蛋白質の分解や合成に支障が生じて、さらに細胞や酵素、臓器、各種ホルモンを作れなくなります。また体内の糖質の調整もうまくいかなくなります。美容に関係するコラーゲンやヒアルロン酸の産生量も落ちてきます。その結果、シミ・シワ・たるみが生じて肌荒れになったり、美白・美肌に影響が出てきます。

このように食べないと臓器の働きが衰えることになり、基礎代謝が減少します。
そうなると前述した消化・吸収・代謝・排泄の流れが、さらに滞る結果となり、肥満を加速させていくのです。

レプチンが減少する

食べないと痩せない理由として、レプチンの量が減少することが挙げられます。
レプチンは脂肪細胞から分泌される物質で、脳に働きかけて食欲を抑制したり、カロリーの消費を増やす働きがあります。レプチンは、脂肪が多いほどたくさん分泌されてきます。つまり肥満の人ほどレプチンが多く、食欲も強く抑制されて消費カロリーも多いことになります。

しかし実際は、肥満の人ほど食欲が強く、カロリー消費量も少ないですよね?
これはレプチンを受け取る脳内のレセプター(受容体)が、うまく機能していないからです。血液中にあふれすぎると、レセプターが受け入れ拒否反応を示してしまって、全く食欲抑制に働かなくなるのです。

レプチンを正常に機能させるには、ちょっとだけ血液中の渋滞を解消してあげればよいといわれています。そうすればレセプターが受け入れ拒否状態を解除し、食欲も正常に戻るのです。カロリー消費も増えます。ところが熱心なダイエッターほど、急激に食事量を減らすことが多くなります。これがダイエット失敗の元なのです。食べないで我慢すると、ストレスが溜まる上に、レプチンが一気に減るので、食欲抑制のシステムが働くチャンスがなくなってしまうわけですね。

現在太っている人は、「肥満体であるほどレプチンが多く分泌される」というメリットを生かしましょう。ですから正しいダイエット法は、少しだけ食事量を減らすということなのです。そうすればレプチンの渋滞が解消されるので、自然に食べる量が減るのです。黙っていてもカロリー消費量が増えて痩せるというわけです。

コルチゾールが分泌される

食べないと痩せないのは、無理に食事量を減らすダイエットだとストレスがたまるからです。ストレスがかかると、コルチゾールというホルモンが分泌されます。

人間には短期的なストレス反応と、長期的(慢性的)なストレス反応があります。短期的なほうは、アドレナリンノルアドレナリンを分泌させるので、脂肪燃焼を促進し、むしろダイエットの味方といえます。ところが慢性的な反応のほうは、コルチゾールを分泌させて、筋肉を減らしていきます。

ダイエットは、長期的に取り組む女性も多い思います。
そうすると、長い年月にわたって副腎皮質という臓器からコルチゾールが、あたかも閉め忘れた蛇口から、水がポタポタと滴り落ちるかのように分泌され続けるのです。そして筋肉を分解して、それをブドウ糖に糖新生して、慢性的に血糖値を上昇させます。そうすると血液がどろどろになり、糖尿病の危険が増すことに。

食べないことはストレスになり、コルチゾールが筋肉を分解して血糖値を上げるということです。これはストレスに対処するために、脳のエネルギー源を確保するためといえます。血糖値が高くなれば、膵臓からインシュリン分泌されてきます。インスリンは余ったブドウ糖を脂肪細胞へと蓄える働きをしますから、食べないと痩せないどころか、どんどん内臓脂肪に溜まっていくことになるのです。

食べないと痩せない、そのほかの理由

食べないと痩せないのは、そのほかに運動するためのエネルギー源が得られないということが挙げられます。そうなると動きが少なくなって、1日の生活活動代謝が少なくなります。

また、食べないとウォーキングなどの有酸素運動をしても、すぐにふらふらしたり、貧血を起こすことでしょう。まして筋トレなど、出来る状態ではありません。心臓に負担を掛けることになるので、食べないで筋力トレーニングをするべきではありません。

食べないと痩せない理由として、食事のさいに消費されるDITが減るということも挙げられます。これは食事誘導性熱産生という意味で、食事の消化や代謝に伴って消費されるカロリー。1日の消費カロリーの1割程度ですが、これが毎日続くと、ばかにならない消費量となります。とくにたんぱく質の摂取が減ると、DITも減少します。ですから1日の消費カロリーは変えずに、食事回数を多くすることは、DITを増やすテクニックとして有効です。